さる5月2日から3日にかけて大型のサイクロンがミャンマーを直撃し、多くの犠牲者が出ています。スマトラ沖地震以降、アジアでは最大級の自然災害であることは明らかで、更なる被害を最小限に食い止めるためには国際社会からの迅速な支援が不可欠です。
世界の医療団は、多くの支援機構がミャンマー政府の許可を待ち、周辺国で足踏みを余儀なくされている中、HIV/エイズプロジェクトを既にミャンマー国内で展開中だったため、災害発生直後の5月5日から緊急支援を開始することができました。6名の派遣医療ボランティアを含む70名のスタッフは、いち早く旧首都ヤンゴンの診療施設で被災者を受け入れ、治療活動を急ぐほか、診療施設に来ることのできない人々のためにモバイルクリニックで巡回診療にあたっています。フランス本部からは緊急医療支援の専門家2名が派遣され、現地チームと合流し、刻一刻と変化する状況に対応しています。
災害発生時に一つでも多くの人命を救うためには一時間でも早く現地に入り、活動を開始することが何よりも大切です。また、危機的な初期段階を乗り越えた後も、河川の氾濫などで劣悪になった衛生環境に起因する伝染病の蔓延や、交通網の寸断がもたらす食糧不足、ひいては栄養失調など、予断を許さない状況が続きます。
記憶に新しい昨年末の暴動の傷あとも色濃く残る中、ミャンマーの人々は、私たちの支援をこれまで以上に必要としています。
どうか、一人でも多くの傷ついた人を救うため、またこれ以上の苦しみを生まないためにも、皆様のご理解と更なるご支援をお願いいたします。
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